おいしいお米とおいしいご飯は、違います。素材がどんなに良くても、 生米を食べません。生米を炊飯加工したものが、ご飯なのです。
美味しいご飯は、料理の基本です。炊飯器や炊く時の水によっても、 食味が変わりますが、ちょっとした心づかいでご飯が美味しくなります。
美味しいご飯は、お米7割・炊き方3割と言われています。
1.お米の計量
計量前のポイント。炊飯釜の容量一杯に炊かないで下さい。
柔らかめが好きな人は電気釜。固めが好きな人はガス釜がお奨め。
計量は、正確にいたしましょう。計量カップで計るときは、米がカップに 隙間なく詰まるようにまず山盛りに米を入れ、トントンと軽くゆすります。 そのあとカップの余分な米をハシなどで、すりきれにしましょう。
(ハイザーと計量カップとでは、多少目方が違います。)
お米1合は、150gで計算して下さいね。
2.手早く洗う
最初は多めの水をボ―ルに溜め、その中へ計量した米を一度に入れ、 手早く捨てる。最初からゆっくり洗うと米が汚い水を一気に吸収し 炊き上がりがヌカ臭くなります。
次ぎからは、あまり力を入れない様に、2~3回必ず手で研ぎながら 水を取り替ていきます。水が透明になるほど洗う必要はありません。 最近は、精米技術が発達しているので、「研」ぐというより、 「洗」うと言った感じです。
(冬場でも、必ず水を使って下さい。)
3.大切なのは水加減
お米の水分は購入毎に微妙に違います。そのため、 お米を買う毎に水加減は必要になります。最初は前回と同じにして炊き、 その様子で加減しましょうまた、お好みの硬さを水の多め、少なめで調整 するといいです。
4.浸水
研いだお米は必ず水に浸しましょう。(ザル上げは、あくまでも浸水によって 抽出される不純物を取り除くため水切りが目的です。洗米後か浸水前5分ほど 水切りを行うと、加熱しやすく、ご飯も一段と白くなります。)
浸水時間は夏は30分以上、冬は1時間前後は必要です。浸水したあと、 炊く時の水は、必ず新しい水に入れ取り換えましょう。又、炊く前には、 米を平らにならして下さい。
水も計るのがベストです。
5.じっくり蒸らしてシャリ切り
炊いた後はそのまま10~15分くらい蒸らしてください。もちろんフタをとる ことはいけません。蒸らしの時間が短いと、シンのあるご飯になりやすく、 長すぎると、べちゃっとしたご飯になります。
蒸らしが終わったらふたを開けて、底からごはんをつぶさないように全体をかき まわします。釜の内部によってご飯の美味しさが異なるので、味を均一にするため 必ずご飯をつぶさないようにかきまぜて下さい。
ご飯の美味しさを左右するポイントです。
6.保存
炊いてから、2~3時間以内に食べ切るのが理想です。ジャ―による長時間保存は 厳禁(せめて5時間)。あまったご飯は、ラップにくるみ冷凍庫へ保存。食べる時 レンジでチンすれば、美味しさそのままです。
7.その他
お米の保管は、冷暗所で涼しいところに保管してください。
特に水濡れは、厳禁です。お米は、袋に入ったままでも、米袋には小さな空気穴が 沢山あいてます。水にかかるとカビの原因や、炊いたとき変色したご飯が炊き上が ります。
コンセントは、たこ足にしていませんか?たこ足で使うと、電力が不足して上手く 炊き上がらないことがありますので要注意です。
電気炊飯器は軟らかめ、ガス釜は硬めにおいしく炊けるようです。
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