噛むチカラ

  • 近年、食べ物は食べやすくなり、肉はミンチに、玄米や白米に、 卑弥呼の時代には今の6倍かんだと推定されます。この数十年で レトルト食品、フリーズドライ食品などの軟食化により、 固いものを食べられない子どもたちが増えてきました。

    「咀嚼(そしゃく)が不自然だと歯並びも崩れ、口の周りの筋肉が発達せず、 おしゃべりも不明瞭になり、意欲も低下します」。時間をかけて口元を訓練、 治療すると、徐々に顔が引き締まり、性格も活発になるという。 しっかり噛むことで、脳が刺激され、生命力が向上する。最近、 味覚刺激や口のマッサージで高齢者が機能回復した事例も増えているそうです。

    人間は、穀物を食べるようになり、よく噛むことによって脳を発達させてきました。 アゴを使うことで脳の前頭連合野が刺激を受け、脳が活性化し、 赤ちゃんに歯が生えると、言葉を覚え始めるのもそのためだそうです。

    また、ゆっくり噛むことで唾液が分泌される。唾液には、ガンを予防する、 脳の働きを活性化して頭をよくする、ボケを防ぐ、糖尿病や肥満を予防する、消化をよくする、 栄養の吸収を助ける、情緒を安定させる、視力をよくするなど、たくさんの効用がある。 (食べ物を、たった30秒程度唾液につけておくだけで、発ガン物質がほとんどなくなると いわれているそうです。)

    市販の食べ物はやわらかいものが主流。やわらかいものをよく噛まずに食べて いる現代人は、身体ばかりか、脳まで退化させているのです。よく噛む子は風邪 をひきにくく、かつてはやった病原性大腸菌O−157にも感染しにくかった ことがわかっているそうです。

    噛むことは
    1.唾液は弱アルカリ性。虫歯は酸性。唾液が虫歯を殺す。
    2.アミラーゼを出し、消化を助ける。
    3.噛むことによって、物の味がわかる。
    4.噛むことによって気分を落ち着かせる。
      噛むと脳を活性化させる。
    5.血糖値を上げるので、ダイエットにつながる。

    また噛むことは、肥満防止につながり、唾液の抗菌作用によって、 ガンや風邪にかかりにくくなります。記憶力、学習力向上の効果もあり、 生きる上での基本的な働きを活性化させます。

噛む・噛むチェック 1.ひとくち噛むのは、15回以下である。
2.スナック菓子をよく食べる
3.野菜はあまり食べない
4.テレビを見ながら食事をしている
5.お茶や水を飲みながら食事をしている
  汁かけが好き
6.ソフト食パンが好き
7.りんごを丸かじりで食べられない
8.カレーライスやハンバーガーをよく食べる
9.食が細い・量が少ない
10.遊ばない・友達が少ない
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