結構、無意識のうちに口呼吸をしてしているという人がかなり多く、日本人の半数以上が口で呼吸をし、小学生以下に至っては、8割が口呼吸をしているそうです。

口呼吸では、空気に十分な湿り気を与えられないため、乾いた空気がのどや肺を傷めてしまいます。のどが乾燥するとバリアがなくなるため、バイ菌やアレルギーのもとが体に入りやすくなります。
私も、寝てしばらく経ってから口の中が乾燥しておきてしまうことが何度もありました。

鼻には吸った空気を浄化する機能が備わっています。空気中のほこりを取り、乾燥した空気を適度な湿度にして、のどや肺にとって刺激の少ない空気にしてくれます。

主な悪影響として
・歯が出る
・顔のたるみ
・肌荒れ
・免疫力の低下
・二重あご
・いびき
・虫歯/口内炎になりやすい
・口臭
…など多数。これらにはきちんと科学的な根拠もあるようです。

睡眠時無呼吸症候群の方も、口呼吸によって舌がのどをふさぐ状態になり知らないうちに呼吸が止まってしまうこともあるらしいです。

この改善方法として、
1.おへその下に意識を集中させ、鼻からゆっくりと息を吸い込み、お腹に空気を溜めて膨らませます。
2.お腹から空気を押しだすように、口からゆっくりと息を吐いてお腹をへこませます。
息を吐いた時は、お腹がぺたんこになるようにします。
呼吸のリズムは、3秒で息を吸って、7秒かけてゆっくりと吐くイメージです。

期待できる効果として、
・副交感神経の働きを活発にさせ、リラックスさせる
・イライラする、短気、ストレスなどの改善
・内臓のマッサージ効果、冷え症、便秘、生理不順などの改善
と言うより万病にいいらしいです。

ちなみに、私は口呼吸から鼻呼吸へと転換するために、寝ているときにバンドエイドで口をふさいでいます。思ったより苦しくなく、朝まで張り付いています。
もっとも、これは自己責任で。